リハビリ小説
所謂普通の夢小説が書けなくなった私ですが、何か吐き出したい思いがずっとずっとありまして、そちらを何と無くこちらに書かせて頂きます。
一応短編という形をとっていますが、恐らく共感はなかなか頂けないようなゴミ小説です…
覚悟の出来た心の広い方のみご覧下さい。


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2011年11月18日(金)
【スタンダード】




綺麗な黒髪に華奢な身体

線が細く上品な風貌からは想像出来ない程の桁違いの力と強さ

低く艶やかな声も、鋭く力強い瞳も、全てが


すき。


















私は同じ学校の風紀委員長様が大好きだ。


怖いという人が多いけれど、私と同じようにあの魅力に惚れ込んでいる人はこの学校にも実は案外多い。



私はその事実が嬉しかった。

大好きなものが他の人にも愛されることには嬉しい以外の感情はない。





よくその大好きな雲雀さんを見ていた(観察していた)うちに、いつしか私は雲雀さんから覚えて頂けるようになった。


きっかけは単純で、

「君、いつも僕を見てるよね、目障りなんだけど。咬み殺されたいの?」

と、向こうの方から声をかけて来たのだった。




それから何故だか以前より近い位置で彼を拝めるようになった


お昼を一緒に取ったり、一緒に昼寝してみたり。

厳密に言うとお昼を取っている雲雀さんとそれをまじまじ見つめて口に食べ物を機械的に押し込む自分と、眠る雲雀さんの横でその寝顔をじっくり堪能してる自分、というのが正しいのだけれど。




勿論、初対面の時の雲雀さんの言葉には、

「是非!」

と答えた。


一瞬変な顔をされたけど、こつん、と軽く頭を小突かれて、嬉しかった



*****





「私、雲雀さんが大好きですよ。」


近くなった距離から告げる。


「そう。」


いつもそれに素っ気なく興味がなさそうに返事をしてくれる雲雀さん。


幸せ。
やっぱり大好きだと再確認する。




…それがずっと続くと思っていたのに。










「雲雀さん、大好きですよ」



いつものように告げた言葉に、彼はいつもと違ってふ、と口角を上げて、


「僕も君がすきだよ。」



そんな、ことを。








絶句している私に雲雀さんは近付いて来て私の肩を抱いた



















「ちがう。」



ちがう。

こんなのってない。

ない。


雲雀さんは私の唇にその綺麗な唇を重ねてきた。


ちがう!



こんなの、




こんなの、





雲雀さんじゃない。





「や、だ!」

「!?」


身体を優しく抱く手を無理矢理に引きはがして私は喚いた。

気付いたら泣いていた

雲雀さんは驚いていた。

わけわかんない、っていう顔をしていた。



私だって自分でもおかしいしわけわからない。



好きなのに


好きだから


好きだからこそ



貴方に好かれたくなかった。

だれかを好きでいる貴方に、

会いたくなかった。



私の「好き」は所謂理想卿



雲雀さんの

誰にも捕われずに我が道を突き進む

理不尽さと強さを併せ持った魅力が大好きだった


人なんて変わるのは当たり前
いろんな面があるのは当たり前



知っていたのに。



私は私を愛する雲雀さんが嫌いなんだ。


雲雀さんは雲雀さんだけのものでいて欲しかった。


とんだわがまま。


でもその気持ちが事実でどうしようもなくて。




私から逃げられた雲雀さんはどうして?って顔をしてる。

その顔、見たくなかった。




苦しくて、心が壊れそうで。


私の我が儘は私を引き裂く


誰にも解っては貰えない痛み。









私は貴方が大好きです

だから私を愛さないでね






自分でも変だと解ってる

でも事実なんだ。




誰も、愛さないでね


貴方は貴方のものでいてね




そんな気持ちでいっぱいで、自分の身勝手さに吐き気がした





結局その場から逃げ出した私は


夢の中で今日も貴方に理想を托す
事実は見なかった事にして。




そしてただ毎日願うのは



「雲雀さんに殺して欲しいな」



ていう、本当の願望。




狂ってるなんて思わない。

これが私のスタンダード。





雲雀さん、大好きだよ。



















追記にあとがき

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変わらないのは雲雀ラブ。


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